「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」第15回 [友人の美術館]
エカテリーナ宮殿の「鏡の広間」に通じる「控えの間」は3部屋あります。
いずれもエリザベータ女帝の時代、ロシア・バロック様式のラストレッリによるスケッチをもとに彫られた
金の彫刻が施された煌びやかな部屋です。
そのうちの一つ「第一の控えの間」をご紹介!
美しいデルフト焼きのペチカが印象的
当時のままのエカテリーナ2世の胸像(中央)とキューピッド(左)と修復後のキューピッド(右)
「絵画の間」
こちらもラストレッリのデザインによるお部屋
Photo by アン兄/cordinated by アン姉/Fotografica E Cachorro/All rights reserved
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「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」 第14回 [友人の美術館]
全長740mの宮殿には40室の公式ホールと100室以上の私室が存在すると言われています。
そのなかでも、2階の17室が黄金のアンフィラーダ※になっていて、
漂流民となった大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に謁見したことで知られる
「鏡の広間」(大ホール)と「琥珀の間」が最も有名です。
井上靖著の「おろしや国酔夢譚」にも描かれています。
※並んだ部屋の同じ方向にある扉を開くと1本の廊下が貫くように見える吹き抜け構造
窓から差し込む陽光に照らされ黄金に輝く大広間
大量の金が使用されています!
ベルサイユ宮殿を参考に作られたこの大広間。ところどころに鏡がはめ込まれ、
奥行きが広がるように工夫されているので「鏡の広間」とも呼ばれています。
この鏡に光が乱反射し、より一層、金ピカ効果を狙っているような・・
ベルサイユ宮殿の鏡の間よりもベタな感じ?! とアン姉さんの印象です
遠近法を活かし、天井をより高く見せるように描かれた天井画「ロシアの勝利」にも注目!
あちらこちらにエカテリーナの「E」の文字が描かれています。
人の波が途切れた大広間では、寄木細工模様の床の美しさが目を引きます
大広間から控えの間へと続きます。
次々と部屋が連なる様子がわかりますか? これがアンフィラーダです。
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「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」第13回 [友人の美術館]
実は、第二次世界大戦中、ドイツ軍の空爆により、宮殿のほとんどが破壊され、長い年月をかけて修復作業が行われてきました。
宝物、陶磁器、絵画、調度品などの多くはシベリアに疎開して難を逃れたのですけれどね。
次に紹介する主階段や宮殿のインテリアの多くは、1960年代に復元されたものです。
深紅のカーテンが印象的な主階段
宮殿の正面玄関から続く大理石製の大階段 手前(東側)には「目覚めの天使」反対側(西側)には「眠れる天使」が置かれています。
階段途中にも、日本や中国の陶磁器が飾られていたり、時計があったりと豪華な装飾に溢れています。
Photo by アン兄/cordinated by アン姉/Fotografica E Cachorro/All rights reserved