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「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」 第34回 [友人の美術館]

ダブル高気圧というチベット高気圧と太平洋高気圧が日本列島で重なって二層となり、猛暑をもたらしているようです


新型コロナの拡大感染を防ぐためと命の危険をもたらす暑さに家にいましょうの旗が振られている今般

友人であるアン姉さんとアン兄さんのロシア紀行を優れた写真と文章で楽しんでいただけたら幸いです





トロイツェ・セルギエフ大修道院のシンボル的存在「ウスペンスキー大聖堂」について紹介します


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ウスペンスキー大聖堂(生神女就寝大聖堂)


1559年から26年の歳月をかけ、イワン雷帝の命により建設されました。

以前、紹介したモスクワ・クレムリンにある同名の聖堂をモデルにしているので、ほぼ同じ形状と大きさになっています。

キリストをあらわす金色屋根を中心に、聖母マリアをあらわす青色に星が散りばめられた屋根を周囲に配したポップな色合いがとても美しい大聖堂です。



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ウスペンスキーとは「永眠」を意味するロシア語から由来し、生神女マリアの永眠を意味します。

カトリックにおける聖母マリア被昇天教会のことです。

天井のフレスコ画に注目して下さい!

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太陽光が降り注ぐ明るい堂内

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巨大なイコノスタシスは主聖堂にふさわしい荘厳な仕上がり

 

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聖人にはつきものの奇跡譚ですが、「聖セルギーの奇跡」は?

1391年死去したセルギー・ラドネジスキーの遺体は、丸太をくりぬいて作った棺に納められ埋葬されました。

その30年後、聖人となったセルギーの棺を発掘し、棺を開けてみると、聖セルギーの遺体は生前のままの姿で横たわっていたという「奇跡」が起きていたのでした!

 

こちらは、その丸太の棺です。

 

Photo by アン姉とアン兄/cordinated by アン姉/Fotografica E Cachorro/All rights reserved

 


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