「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」 第33回 [友人の美術館]
ひときわ目を引くカラフルで美しい外観と素晴らしい内部装飾の施された2階建ての建物
大人数での宗教的会合、祝祭時に信者へふるまう食事の用意などに使用される一方、教会としての機能も有していました。
皇帝の迎賓館としても使われることがあったようなので、その豪華さにも納得ですね。
「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」 第32回 [友人の美術館]
モスクワから北東70kmにあるセルギエフ・ポサードは日帰りのできる「黄金の環」※の一都市であり、その中心に位置する「トロイツェ・セルギエフ大修道院」はロシア正教会における最も重要な修道院のひとつであるため、多くの観光客や参詣者が訪れます。
※「黄金の環」とはモスクワ北東にある中世都市群の名称。環状に連なるように都市が点在していることから、そう呼ばれる。他に、ヤロスラヴリ、ウラジーミルやスーズダリも人気の中世都市。
16世紀に築かれた城壁(全長1400m、高さ12m)に囲まれている、
世界遺産「セルギエフ・ポサードのトロイツェ・セルギエフ大修道院の建造物群」
ヨハネ生誕教会の門
城壁門をくぐり抜け、さあ、ここから修道院内へ入ります!
門の天井や壁にびっしりと描かれたフレスコ画は聖セルギーの生涯
聖セルギーは彼を慕ってやってきた僧たちと送った共住制修道生活を初めてロシアに広げた伝道者であり、ロシア正教を代表する神学者です。
14世紀、修道僧セルギー・ラドネジスキー(聖セルギー)はパンを作り、森で熊とパンを分け合う清貧な生活を送り、至聖三者(父と子と聖霊)に生涯をささげました。聖歌隊による美しい歌声が響くなか、多くの信者が熱心に聖セルギーの不朽体に祈りを捧げる姿が印象的でした。厳かな雰囲気の聖堂内部は写真撮影&私語厳禁!! 女性は頭にスカーフを被り入堂します。
蝉の抜け殻 [日記]
みぃみぃは抱っこで歩く [WANCO]
「立秋」は [日記]
平な影 [WANCO]
「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」 第31回 [友人の美術館]
「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」 第30回 [友人の美術館]
モスクワには、スターリン建築様式というスタイルの建築物があります。
その名の通り、ヨシフ・スターリンが独裁政権下のもと、その権力を誇示するため、国家の威厳を世界に示すために造らせた巨大建築物のことです。
ローマと同じ「7つの丘の上に立つ都市」との言い伝えがあるモスクワの象徴として7棟建てられたので、通称「セブンシスターズ」とも呼ばれています。
その代表格が、雀が丘の上に、天高く聳え建つ、最高学府「モスクワ大学」です。
そのド・迫力の建築物は、異様なほど高く、直線的で、威圧感もたっぷり!!
モスクワ大学は市街で最も高い場所にあり、道路を挟んで真向かいに「雀が丘」展望台と呼ばれる有名な観光名所があります。
展望台からロシア市街を望む
スターリン建築様式の建物をあちらこちらに見ることができます。
どれかわかりますか?!
ヒント:スターリン様式建築は中央に大きな尖塔を持ったウェディングケーキのような形が特徴です
モスクワ川にかかるリフトの先には「ルジニキ・スタジアム」
日本が参加をボイコットしたモスクワオリンピックのメインスタジアム
2020年、奇しくも、柔道の山下選手やマラソンの瀬古選手など、多くのアスリートたちが涙をのんだモスクワ五輪から40周年の節目です。
左奥にスターリン様式建築の「文化人アパート」が見えます。
ちなみに、中央には、改修中の世界遺産「ノヴォデヴィッチ修道院」とそのシンボル「スモレンスキー聖堂」
ニューヨークマンハッタン?新宿?のような近代的な高層ビルが並ぶ「モスクワ・シティ」
Photo by アン姉とアン兄/Cordinated by アン姉/Fotografica E Cachorro/All rights reserved
みぃみぃ白線の上 [日記]
「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」 第29回 [友人の美術館]
1908年、マティスは、当時ピカソがアトリエをかまえていたモンマルトルの「洗濯船」へシチューキンを連れて行き、ピカソを紹介したと伝えられています。その翌年から、シチューキンによるピカソ作品の大量購入がスタートしました。
ピカソ・ルームの中央には「3人の女性」
青の時代の作品「老いたユダヤ人と少年(盲人の物乞いと少年)」
珠玉のフランス絵画コレクション!
2018年に来日して、話題になった「草上の昼食」他、「サンタドレスの庭」(エルミタージュ美術館蔵)、「ジヴェルニーの干草」(エルミタージュ美術館所蔵)、「白い睡蓮」等、日本でもお馴染みのモネのコレクションは圧巻!
モネの「陽だまりのライラック」
幸せな気分に浸れる、アン姉さんの大好きな作品です。
オルセー美術館にも似た作品がありますが、パっと明るい印象を受けるこちらの作品の方が断然、好き♪
1897年にシチューキンはパリの画廊でこの作品に出会います。彼がフランスの前衛芸術に目覚めるきっかけとなった作品であり、ロシアに初めてもたらされたモネの作品です。
中央階段を挟んで、マティス・ルームの真向かいには、ゴーギャン・ルーム
モスクワっ子たちが熱心にゴーギャンの作品を鑑賞している姿が印象的でした。確かに!時間を忘れるくらい素晴らしいコレクションでした!!
他にも・・
ルノアール、ドガ、セザンヌ、ルソーなどなど、素晴らしいコレクションの数々をたっぷり堪能し、美術館を出る頃には、日が暮れかけていました。
プーシキン美術館ヨーロッパコレクション部
今まで紹介してきた作品の多くは、通常はこちらの別館に展示されているので、別館のみを訪れる日本人観光客も多いと思いますが、今回はシチューキンコレクションの特別展開催中の本館を訪れることができ、一石二鳥でした。建物自体は、本館の方が古典主義様式の歴史ある建造物なので、一見の価値あり!
Photo by アン兄さんとアン姉さん/cordinated byアン姉さん/Fotografica E Cachorro/All rights reserved