「アン姉とアン兄のロシアゆうゆう紀行」 第17回 [友人の美術館]
「STAY HOME」週間のGW。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、不要不急の外出を避けて、おうちにいましょう。
お天気も良いGWに旅行の計画をしていて残念な思いをしている方々が多いと思います。
WEBで旅行をしましょう!!
友人のアン姉さんとアン兄さんが昨年に訪れたロシアの歴史建造物と風景をお二人の卓越した写真と趣ある文章でお楽しみください。
「パブロフスク宮殿」
エカテリーナ宮殿ほどの知名度はありませんが、「パブロフスク宮殿」も人気の世界遺産です!
女帝エカテリーナ2世が息子パーヴェルに第1子アレクサンドル(後のアレクサンドル1世※)が生まれたことを祝し、エカテリーナ宮殿から南に数キロ離れたスラビャンカ川の高台に土地を与えたことに始まります。
※前回は英語のガイド本を参考にアレキサンダーと紹介しましたが、アレクサンドルの方が日本でも馴染み深い読み方なので、改めます。
1780年初め、宮廷建築家キャメロンを造営責任者とし、
母の愛したエカテリーナ宮殿を嫌っていたパーヴェル1世は、パヴロフスク宮殿を造り始めました。
彼の短い在位中も、宮殿の拡張工事は続けられ、暗殺された後は、皇后マリアの夏の離宮となりました。
芸術を愛し、美術品のコレクターでもあったマリアのセンスの良さが随所に感じられるインテリア、豪華な調度品が並んでいるものの、親しみやすい落ち着いた雰囲気の宮殿です。
世界遺産「パヴロフスク宮殿」前にはパーヴェル1世の像
当初は正面の建物のみ。すぐに手狭になり、左右に拡張されました
建物中央にあるドーム天井の「イタリアの間」
イタリア彫刻が飾られています
Photo by アン姉とアン兄/Cordinated by アン姉/Fotografica E Cachorro/All rights reserved