濺涙 [日記]
その子の訃報を聞いたのは、弥生に入ってまもない日。
長寿犬の仲間入りと喜んでいたので、あまりにも突然で茫然とするだけでした。
百箇日を過ぎて、ようやく手を合わせる時が訪れました。
天使の名前を持つ女の子を冥福を祈り、傷心のご家族の安寧を祈願いたしました。
「ようこそ、いらっしゃいましたぁぁ」で大喜びで抱き着いてきて、シッポをぶんぶん回して大歓迎してくれた姿が見えないのは、なんとも言えない寂寥感。
全身全霊を込めて愛してくれて、守ってくれた家族を今度は見守る番ですよ。
合掌
Photo by ぐっち@CANON Powershot G9X Mark II/Fotografica E Cachorro/All rights reserved
杜甫とは、さすがぐっちさん!言い得て妙ですね。
諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽
なかなか辿り着けない私はまだまだ修行が足りないようです( ;∀;)
by アン姉 (2019-07-04 17:27)
☆アン姉さん
褒めていただくと、木に登りそうです。そんなに私は立派なものではないです、ましてや、お釈迦さまが入滅の前に説いたお言葉にはまだまだです。 杜甫の「春望」の中の感時花濺涙 恨別鳥驚心が心に訴えるものがあり、特に濺涙の二文字が心に染みて堪りません
by ぐっち (2019-07-05 10:13)